09:30 〜 18:30
[R6P-05] 等粒状花崗岩の他形カリ長石のカソードルミネッセンス オシラトリゾーニングの新知見 ―土岐花崗岩体を例に
キーワード:カソードルミネッセンス、カリ長石、オシラトリゾーニング、土岐花崗岩
鉱物のオシラトリゾーニング(波状累帯構造)形成の知見は,マグマ溜まりの鉱物成長(メルト鉱物間の元素分配)に加えて,マグマ溜まり自体の化学的進化の解明に資するデータを与える。本研究では,等粒状花崗岩である土岐花崗岩体の他形カリ長石に対して,2つの知見が得られた:①カソードルミネッセンス(CL)像観察より,これまでに報告例のないオシラトリゾーニングが観察された。このオシラトリゾーニングからカリ長石の成長開始地点が評価できる。②EPMAによる元素マッピングとライン分析の結果より,CL像の高輝度域ではバリウム,チタン,アルミニウム,ナトリウムの含有量が相対的に多く,シリコンとカリウムの含有量が乏しい傾向が得られた。特に,チタンとバリウムの含有量と輝度の正の相関が顕著であり,オシラトリゾーニングの生成は,これらの元素のメルトからの供給に支配される。