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[R6P-07] 大崩山花崗岩体中の石英におけるカソードルミネッセンス像とTi濃度およびAl濃度の関係
キーワード:石英、電子線プローブマイクロアナライザ、カソードルミネッセンスパターン、TitaniQ地質温度計、大崩山花崗岩
石英は珪長質な深成岩に普遍的に産出する鉱物であり,石英の結晶化プロセス解明は深成岩の形成プロセスの解明に寄与する.本研究では,カソードルミネッセンス(CL)像が示す成長様式と石英中のチタン(Ti)濃度およびアルミニウム(Al)濃度のデータを組み合わせることで,宮崎県の大崩山花崗岩体の石英の結晶化プロセスについて検討を行う.石英のCL像観察の結果,粗粒・半自形石英では特徴的にオシラトリーゾーニング(OZ)を呈する.またEPMA分析の結果,OZを示す石英の輝度とTiおよびAl濃度の間に正の相関が認められる.