14:30 〜 15:40
[SL1-01] 自動運転へのAIの適用
自動車業界は現在CASEと言われる100年に一度の大変革の真っただ中にある.この大変革では、今までのメカ・ハードウェアに加えてソフトウェアの重要性が高まっている.例えば、自動運転車両のソフトウェア容量は従来の高級車7台分、旅客機50機分に相当し、2025年にはソフトウェアを含めた電子システムのコストは車両の50%になると言われている.ソフトウェアをいかに効率的に開発するかは自動車業界にとって解決しなければならない大きな課題となっている.CASEの中でも特に自動運転は季節・天候・時間、周辺歩行者・二輪車・四輪車といった自分では制御できない、かつ無限のパターンからなる様々な外乱要因に対して、瞬時かつ適切に“認知”、“判断”し、“車両挙動”を決める必要がある非常に高度なシステムであり、従来のルールベースでは対応しきれず、人工知能(AI)の活用なくしては実現できないシステムとなっている.本講演では、自動運転/高度運転支援といったCASEの“Autonomous(自動化)”を具現化しているシステムの概要・技術を紹介し、AIの歴史・特徴といった一般論からDN/JQにおける自動運転/高度運転支援へのAIの適用事例を紹介させていただく.歯科分野においてもAIの活用が進みはじめていると聞いているので、本日の講演が歯科学会の皆さまの研究の参考になれば考えています.
【利益相反】なし
【利益相反】なし