11:00 〜 12:10
[SL3-01] 新しいワクチンサイエンスとデザイン
2020年はコロナ禍で起きたワクチン開発研究において、いままでになかった新しいタイプのワクチンが約300日で実用化され、ワクチン開発研究の革命が2つ起きた年として歴史に刻まれるであろう。一つはmRNAという新たなワクチンの登場、2つ目はワクチンの臨床試験方法の革命である。日本では、国産ワクチン開発が遅れ、「ワクチン敗戦」と揶揄されたが、ようやく2023年に向けて国産ワクチンが実用化されようとしている。その間に私の見聞きした事象、そしてこれから近未来に起こるワクチンに関する話題を提供したい。特にDNAやRNAで作られたワクチンや脂質ナノ粒子といった次世代のモダリティー、アジュバントの開発、その免疫学的作用機序、副反応との関連、今後の展開について議論したい。
利益相反:共同研究;第一三共、塩野義、KMバイオロジクス、鳥居薬品、ゼリア新薬、Exorphia
Lab HP; https://vaccine-science.ims.u-tokyo.ac.jp
利益相反:共同研究;第一三共、塩野義、KMバイオロジクス、鳥居薬品、ゼリア新薬、Exorphia
Lab HP; https://vaccine-science.ims.u-tokyo.ac.jp