一般社団法人日本学校保健学会第67回学術大会

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新型コロナウイルス感染症4(OP-0115~0119)

大沼久美子(女子栄養大学)

[OP-0115] コロナ禍における大学生のスポーツボランティアの認識

音成陽子 (中村学園大学 流通科学部 流通科学科)

【背景】オリンピック2020では全国からボランティアを募っていた.しかしながら,新型コロナウイルス感染症が流行し,感染予防のために様々な活動の自粛や他者との社会的距離,マスクの着用などを余儀なくされた.【目的】コロナ禍が他者への貢献活動,特に,スポーツボランティアへの活動に及ぼした影響を明らかにすることを目的とした.他者との交流が制限される前の2019年,コロナ禍が始まった2020年,緊急事態宣言やまん延防止措置を複数回経験した2021年を比較した.【対象】データは数値化され,回答が成績に影響しないことを了承した上で調査に協力し,データに欠損のない福岡市内の総合大学の経営系学部2019年度入学生(285名),2020年度入・学生(244名),2021年度入学生(2017名)である.3群の比較のためピアソンのカイ二乗検定を実施し,有意水準p<0.05とした.【方法】各年度の入学後の5月にアンケート調査を実施した.内容は運動習慣,する・みる・ささえるスポーツ活動など14項目だった.【結果】1)運動実施状況に有意差があった.2)体力の認識に有意差はなかった.3)運動不足感に有意差はなかった.4)運動・スポーツをすることは好きかに有意差はなかった.5)運動・スポーツをみることは好きかに有意差はなかった.6)運動・スポーツをささえる(スポーツボランティア)の認知度に有意差はなかった.7)スポーツボランティアの活動希望に 有意差があった.8)スポーツボランティアの経験に有意差があった.