The 67th Annual Meeting of the Japanese Association of School Health

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一般演題

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養護教諭,保健室4(OP-0815~0819)

齋藤千景(埼玉大学)

[OP-0816] 養護教諭養成大学における「学校看護技術」の教授項目調査(1)-養護教諭養成教育に必要な看護技術項目の検討‐

山田玲子1, 葛西敦子2, 佐藤伸子3, 福田博美4, 岡田忠雄1 (1.北海道教育大学, 2.弘前大学, 3.熊本大学, 4.愛知教育大学)

【背景・目的】現代の学校では,子供の健康問題が複雑多様化し,それが身体的・精神的・社会的な側面で深刻化している.その中で独自の養成背景をもち,学校において唯一,医学看護学の素養をもつ養護教諭がその専門性を活かしつつ,学校保健の中心的な役割を果たすことが期待されている.養護教諭の役割は,学校での子供たちの健康を守ることであり,そのためには医学のみならず看護学の知識技術が必須の学問領域である.特に看護学は学校というフィールドと児童生徒という対象にあわせた「学校看護学」として確立する必要があり,その中でもケアの根幹をなす「学校看護技術」が重要である.我々はこれまでも養護教諭に必要な「学校看護学」に関する研究を継続して行っており,2018年には『養護教諭養成教育で教授する学校看護技術の提案』を発表し,養成教育で教授すべき「学校看護技術」の学習項目を提示した.今回の調査の目的は,この学習項目の妥当性を検証することである.
【方法】養護教諭を養成している12大学を対象とし,学生へ教授している看護技術の項目について,前述の「学校看護技術」の学習項目を基に調査した.
【結果】教授項目調査(1)では,学校看護技術105項目に関して,教授している方法(講義・動画使用・デモンストレーション・実習・演習・臨床実習)等を集計した.詳細は発表当日に報告する.
〔付記〕本研究はJSPS科研費20H01690および21K02621の助成を受けたものの一部である.