The 68th Annual Meeting of the Japanese Association of School Health

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一般演題(口演)

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O-1~O-6 健康管理、ヘルスプロモーション

座長:黒川 修行(宮城教育大学)

[O-2] 小学校高学年におけるSocialjetlagによる生活習慣の特徴比較

大脇 花奈, 榊原 繁, 石川 裕哲 (あいち健康の森健康科学総合センター 健康開発部)

Keywords:Socialjetlag、生活習慣、小学生

【目的】アンケート調査結果より、Socialjetlag(SJL)による生活習慣などの特徴比較することを目的とした。【方法】愛知県内15校の5・6年生2,383名を対象としたアンケート調査を令和4年4月に実施した。調査内容は、睡眠習慣、自覚的睡眠感、メディア、運動、朝食、心身の状態、睡眠やメディアに対する意識の20項目に加え、睡眠クイズ 10 項目とした。平日と週末の就寝時刻・起床時刻の中央値の差分をSJLとし、1時間未満(n=1,273)、1時間以上2時間未満(n=837)、2時間以上(n=273)の3群間比較した。【結果】SJLが小さいほど、週末のメディア平均時間が有意に短かった。また、寝る直前までメディアを使用する、学校から帰宅後に仮眠をすることがあると回答した割合は有意に低く、メディアの約束を守っている、朝食に主食・主菜・副菜を食べている、早寝早起きをしようと思う、メディアの使いすぎに注意しようと思うと回答した割合は有意に高かった。なお、1時間未満群は他の2群と比較して平日のメディア平均時間が有意に短かった。また、授業に集中できない、イライラする、疲れを感じることがあると回答した割合は有意に低く、すぐに眠れる、すっきり目が覚める、週に5日以上運動していると回答した割合は有意に高かった。クイズの平均正解数も有意に高かった。【結論】SJLを短縮するために、メディアとの付き合い方や仮眠、朝食に対するアプローチが重要だと考える。また、1時間未満では自覚的睡眠感や心身の状態なども良好であることが示唆された。