The 68th Annual Meeting of the Japanese Association of School Health

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一般演題(口演)

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O-67~O-71 国際学校保健

座長:面澤 和子(弘前大学(名誉教授))

[O-67] 開発途上国に向けた日本型健康教育プログラムと指導教材の活用についての評価

高田 恵美子1, 上原 美子2, 橋本 節子3 (1.畿央大学 教育学部 現代教育学科, 2.埼玉県立大学, 3.西九州大学)

Keywords:開発途上国、健康教育、紙芝居

【目的】日本の学校保健は,保健管理と保健教育,保健組織活動からなり,健康課題の解決に大きな成果を挙げている.その活動の中核的役割を果たす養護教諭は,日本独自の教育職員で,保健と教育を一体化させて子供の健康の保持増進に努めている.また,紙芝居は日本独自の文化で,その形式が集中とコミュニケーションを作るため,健康教育の教材として活用されている.本研究は,ソロモン諸島国の教員,児童を対象に健康意識調査を実施し,健康教育の現状と課題を把握するとともに,身体測定時に健康教育を実施し,保健教育と保健管理を一体化した日本型健康教育の有効性について検証してきた.その結果をもとに開発したプログラムと指導教材(デジタル教材と紙芝居)の活用について評価することを目的とする.【方法】日本型健康教育プログラムは,Lesson1からLesson5で構成し,「Know your body」,「Know your health」,「Understanding growth and development」,「Understanding hand cleanliness」,「Understanding Dental Health」とした.紙芝居は,「How Our Bodies Grow」「Goodbye Bacteria」「My Precious Teeth」である.JICA隊員や日本人学校等の健康教育指導者を対象に日本型健康教育プログラムと紙芝居教材についての評価をインタビュー等により調査した.【結果】開発した日本型健康教育プログラムと紙芝居教材に関する評価を分析した.詳細な結果及び考察は当日報告する.本研究はJSPS科研費 18K02556の助成を受けたものである.