The 68th Annual Meeting of the Japanese Association of School Health

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一般演題(口演)

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O-15~O-20 健康教育、ライフスキル1

座長:高倉 実(琉球大学)

[O-15] 小・中学生の相談行動とSS、SEとの関連 ―現代的健康課題を抱える子どもに対するレジリエンスの育成ー

中牟田 若葉, 松原 千春, 和田 帆之香, 西岡 伸紀 (兵庫教育大学大学院 学校教育研究科 人間発達教育専攻)

Keywords:大子、くにでストップ、

【目的】小中学生が自ら相談し,自分の周りの援助資源に気づき活用できるようにするための支援方法,支援方法におけるレジリエンスの役割を明らかにすることを目的とする。【方法】2022年1月~3月に,小学校5,6年生,中学校1,2年生の計1646名を対象に無記名・自記式の質問紙調査を実施した。調査内容は,勉強,友達,性格,気分の落ち込みの4つの悩みに関する相談行動(経験の有無,相談した理由,相談しなかった理由),ソーシャルサポート(SS),レジリエンス,セルフエスティーム(SE)とした。分析では,各変数の実態を,また支援方法を探るために,相談の経験・行動と,SS,レジリエンス,SEとの関連性を調べる。【結果】小学生・中学生ともに「悩んだことがある」と回答した割合が男女ともに多いのは<勉強の悩み>であった。次に多いのは小学生では<気分が落ち込んだ時><友達の悩み>と続き,中学生では<性格の悩み><気分の落ち込んだ時>であり,中学生では<友達の悩み>の割合が一番低い結果となった。また,小学生と中学生全ての悩みについて性差が有意に認められ,女子の方が男子よりも有意に「悩んだことがある」が多かった。レジリエンスの因子分析結果については,先行研究より1因子多く「自己志向性」「内省性」「関係志向性」「楽観性」の4因子構成となった。