[P-33] 大学生における感染症教育プログラムの作成・実施とその効果
Keywords:感染症、教育プログラム、
【背景と目的】 インフルエンザ, ノロウイルスによる感染性胃腸炎, そして麻しんは学校感染症の中でも特に感染力が強く, 一度流行すると被害が甚大になる可能性のある疾患といえる. しかし, K大教育学部において, 養護教諭養成課程(以下、養教)以外の他学科の学生に向けての学校感染症に関する講義はほとんど行われていない. そこで本研究では教育学部の大学生を中心に, 一般的な感染症に関する知識の調査と, ノロウイルスによる感染性胃腸炎を題材とした感染症教育プログラムの効果について検討を行った.
【方法】学校感染症に対する知識の有無と嘔吐物処理法, 感染症予防の意識・行動についてのアンケート調査を行った. さらにノロウイルスに関する12分の講義, 並びに, 講義前アンケートのノロウイルスに関する部分を抽出したアンケートを講義直後と2週間後に行い, 感染症教育プログラムの効果について検証した.
【結果と考察】養教1年, 養教2年, 養教4年, K大の養教以外の1年, K大(養教以外の)教育学部4年,の5群を設定し,また各群をさらに講義を受ける群とコントロール群に分けて比較した.講義前に知識量が少なかった養教1年及びK大1年, K大教育4年では, 講義後ならびに2週間後では, 知識量が顕著に増加していることが確認できた.また養教2年及び養教4年では有意差がみられなかったが,講義前の段階において,平均点が他の3群より高く, すでに知識の獲得があるためと推察された.
【方法】学校感染症に対する知識の有無と嘔吐物処理法, 感染症予防の意識・行動についてのアンケート調査を行った. さらにノロウイルスに関する12分の講義, 並びに, 講義前アンケートのノロウイルスに関する部分を抽出したアンケートを講義直後と2週間後に行い, 感染症教育プログラムの効果について検証した.
【結果と考察】養教1年, 養教2年, 養教4年, K大の養教以外の1年, K大(養教以外の)教育学部4年,の5群を設定し,また各群をさらに講義を受ける群とコントロール群に分けて比較した.講義前に知識量が少なかった養教1年及びK大1年, K大教育4年では, 講義後ならびに2週間後では, 知識量が顕著に増加していることが確認できた.また養教2年及び養教4年では有意差がみられなかったが,講義前の段階において,平均点が他の3群より高く, すでに知識の獲得があるためと推察された.