第24回風工学シンポジウム

講演情報

口頭講演

風の性質(2)

2016年12月5日(月) 11:20 〜 12:32 建築会館ホール (建築会館)

司会:日下 博幸(筑波大学)

11:20 〜 11:38

[6] 地理情報システムを利用した日本の竜巻発生状況の把握

○白石 悠策1、野田 博2 (1.近畿大学 大学院、2.近畿大学建築学部 教授)

キーワード:竜巻、地表面粗度区分、気象要因、季節、発生時間

日本の竜巻発生件数は年々増加傾向にあります。これは気象庁による情報体制の強化や日本周辺の海面温度の変化と考えられる。本研究では竜巻の特性を調べるために,地表面粗度区分や気象要因別,発生季節別,時間別と4つの要因項目に分けて日本地図上に発生地点をプロットし発生状況を考慮していく。ほとんどの竜巻は地表面粗度区分Ⅰにあたる沿岸部や地表面粗度区分Ⅱにあたる平野部などで起きています。竜巻発生のプロットによる特性が顕著に見えたのは台風に伴う竜巻であり,太平洋側に集中していた。