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[21] 漏斗雲の見え方と竜巻パラメータとの関係性について
キーワード:竜巻被害、漏斗雲、風速推定、ラージエディシミュレーション
被害の情報を用いずに竜巻の強さや大きさを推定する方法を確立することは非常に重要である。本研究では,水平シアによって発生する竜巻状流れを実大スケールの直方体計算領域を用いたラージエディシミュレーションによって生成した。その竜巻状流れの下で,断熱変化による水蒸気の飽和する面を漏斗雲として計算した。そして,相対湿度と最大接線風速Utmaxが漏斗雲の形に及ぼす影響について検討した。さらに,漏斗雲の大きさとUtmaxの関係もまた検討された。結果として,漏斗雲が地表面に達していない条件の下では,漏斗雲の高さはUtmaxの二乗に比例して変化しており,相対湿度によってコア半径に対する漏斗雲の幅の比とUtmaxの関係が変化することが明らかとなった。