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[40] スタンド上部の片持ち屋根に作用する風荷重の実験およびLESによる検討
キーワード:片持ち屋根、風洞実験、LES、複素POD解析
観客席スタンド上部に架設される片持ち屋根の設計用風荷重は,閉鎖型建物の片流れ屋根や独立上屋等の外圧係数または風力係数等を参考に評価されることが多い。一方,近年は通風による観客席の温熱環境の改善やフィールドに植えられた天然芝の育成を目的として,スタンドと屋根との間に開口を設けるケースが多く見られる。この場合,開口部の影響を考慮した風圧および風力係数が必要となるが,これに関する知見を示す検討事例はあまり見られない。
本論文では屋根の角度や開口部の高さが屋根の風力に及ぼす影響を風洞実験により検討する。また、高層建物の風荷重評価の有用性が示されているLESを実施し、実験値との比較により大スパン屋根の風荷重評価に対する数値流体解析の可能性について検証するとともに、得られる変動風圧の時空間相関を複素POD解析結果から考察する。
本論文では屋根の角度や開口部の高さが屋根の風力に及ぼす影響を風洞実験により検討する。また、高層建物の風荷重評価の有用性が示されているLESを実施し、実験値との比較により大スパン屋根の風荷重評価に対する数値流体解析の可能性について検証するとともに、得られる変動風圧の時空間相関を複素POD解析結果から考察する。