プログラム
第15回JBFシンポジウム プログラム
第1日:2月5日(月)
12:00-12:20:開会の挨拶
- ご挨拶 / 丹羽 誠(第15回シンポジウム実行委員長/日本新薬株式会社)
- 第15回JBFシンポジウム開催にあたって / 斎藤 嘉朗(バイオアナリシスフォーラム代表/国立医薬品食品衛生研究所)
12:20-13:20:医薬品の国内承認申請に伴う適合性書面調査の最近の動向及び懸念点について
現在、申請資料の信頼性の基準への適合性確認方法・自主点検方法の見直しが進められています。バイオアナリシスの実務にどのような影響があるかを議論します。
- 信頼性基準試験におけるチェックリストについて / 鈴木 睦(日本製薬工業協会 医薬品評価員会 基礎研究部会)
- バイオアナリシスからみた試験の信頼性担保について / 小山 紀之(バイオアナリシスフォーラム/大塚製薬株式会社)
13:20-14:20:ポスター・ブース観覧時間
議論・交流を効率的に行うため、初日に観覧時間を設けます(現地のみ)。会期中、Webからポスター発表者に事前質問を送付できるようにする予定です。遠隔参加でも電子版ポスターを参照して質問送付することを可能とする予定です。
14:20-16:20:qPCRのアップデート:技術的留意点、実施例、標準化
qPCR分析法開発時の技術的留意点、実施例、標準化の最新の取り組みを紹介します。
演題 / 演者(敬称略):
- 核酸バイオマーカーの qPCR 法による分析法開発とバリデーション
に関する留意点文書 / 齋藤 嘉朗(国立医薬品食品衛生研究所) - qPCR を用いた定量におけるバリデーションの考え方(DG2017-
33) -Update- / 花田 雄志(第一三共株式会社) - 非臨床試験における PCR バリデーションの実例 / 井上 遥(株式会社新日本科学)
- PCR methods for Bioanalysis in Cell and Gene Therapies / Mikael Kubista (Institute of Biotechnology of the Czech Academy of Sciences)
16:30-17:30:市民公開講座(基礎講座)
主に実務経験が少ない方を対象とした基礎的な講座を設けます。
Back to basicsとしても活用ください。多くの方にバイオアナリシス実務を身近に感じて頂くため、市民公開講座としています(このパートは現地入場無料、オンライン(Zoom)でも視聴可能です)。
演題 / 演者(敬称略):
- LC/MS/MS を用いた分析法開発の基礎講座 / 奥薗 剛(積水メディカル株式会社)
- LBAにおけるADA分析法開発基礎講座 / 森 民樹(メディフォード株式会社)
第2日:2月6日(火)
9:00-11:00:抗薬物抗体(ADA)評価・抗薬物抗体測定におけるカットポイント設定の課題(英語セッション)
抗薬物抗体測定において、outlierを処理しながらカットオフ値を設定することには複雑な課題があります。海外から演者を招き本邦での精緻な議論につなげます。
演題/演者:
- 免疫原性測定におけるカットポイント評価方法の実践およびエクセルツールのデモンストレーション /Viswanath Devanarayan Ph.D. (Eisai US)
- 腫瘍疾患の適応症における適切な免疫原性アッセイのカットポイントの設定 /Michael Partridge Ph.D. (Regeneron Pharmaceuticals Inc.)
11:10-12:10:ポスター発表・コアタイム①
一般ポスターはWeb上閲覧・質問記入を可能とする予定です。さらに、現地では発表者との意見交換が可能です。遠隔参加でも電子版ポスターを参照して質問送付することを可能とする予定です。
12:20-13:20:ランチョンセミナー(現地のみ)
演題 / 演者:
- SCIEX 7500システムの測定例とDI対応を含めたSCIEX OSソフトウェアの機能紹介 / 遠田 敏史(株式会社エービー・サイエックス)(SCIEX提供)
- M10 Implementation and Its Impact on Method Validation / Luke Bi (LabCorp) (LabCorp提供)
- バイオ医薬品における糖鎖分析 / 坂本 泉(株式会社糖鎖工学研究所)(大塚製薬提供)
- オリゴヌクレオチド分析を加速するトータルソリューション~前処理から検出まで~バイオ医薬品における糖鎖分析 / 岩崎 裕子(日本ウォーターズ株式会社)(Waters提供)
13:40-15:10:
(主会場)身近な業務における新世代AI活用
AIの進歩により業務が様変わりしようとしています。今後の活用可能性を含めた提示を行い、多様な議論を始める機会とします。
演題 / 演者(敬称略):
- 教育訓練資料作成における生成系AIの利用 / 丹羽 誠(日本新薬株式会社)
- 医学論文出版における AI の活用:メディカルライティング会社の視
点から / 平野 真美(カクタスコミュニケーションズ株式会社) - Human-Sensing技術とLLMによる新時代の行動解析ソリューション / 園田亜斗夢(株式会社Lightblue Technology)
キャリア形成が一人一人にとって大きな課題となっています。現在期待されているものが何かを探り、今後のキャリア形成のヒントとします。
演題 / 演者(敬称略):
- 2022-DG58「バイオアナリストのキャリアパスにおける道しるべ」の活動報告 / 内橋伸介(マルホ株式会社)
- バイオアナリストのキャリアに関するアンケート結果の紹介 / 島田 英一(小野薬品工業株式会社・バイオアナリシスフォーラム)
- パネルディスカッション
- 内橋伸介(マルホ株式会社)
- 島田 英一(小野薬品工業株式会社・バイオアナリシスフォーラム)
- 佐野善寿(エーザイ株式会社)
- 松本英生(株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント)
15:20-16:20:
(主会場)データインテグリティ
JSQAコラボセッションとして、電子ラボノートについての留意点を議論します。
演題 / 演者(敬称略):
- 非臨床試験における電子データの完全性確保~電子ノートデータを
事例として~ / 吉山忠宏(日本QA研究会GLP部会/中外製薬株式会社)
小会場に分散し、事前に希望した話題について小集団で議論を行います。
事前にご応募いただいた方のみ参加可能です。
16:30-17:30:ICH M10ガイドラインの実装:バイオアナリシスコミュニティでの議論と経験からの学び[1]
ICH M10ガイドラインが本邦では実装段階、他地域では実装済となる状況において、 日米欧の演者から実装に向けて行った議論の振り返りと実務経験の共有を行います。
前半(夕方)は日本の規制側専門家、欧州の産業側専門家の講演を行います。
演題 / 演者(敬称略):
- ICH M10 ガイドラインの実装に向けて / 石井 明子(国立医薬品食品衛生研究所)
- One year into ICH M10: Feedback and learnings from the recent EBF
Workshop ‘Keeping the Finger on the Pulse / Philip Timmerman (European Bioanalysis Forum)
18:00-19:30:情報交換会
会場内で情報交換会を行います。
第3日:2月7日(水)
9:00-10:00:ICH M10ガイドラインの実装:バイオアナリシスコミュニティでの議論と経験からの学び[2]
後半(朝)は日本の産業側専門家、米国の産業側専門家の講演を行います。
演題 / 演者(敬称略):
- ICH-M10: JBF ワークショップ 2023 開催報告 / 高松 裕樹(バイオアナリシスフォーラム・武田薬品工業株式会社)
- Experiences and Lessons Learned from the AAPS Bioanalytical Community One Year after the Implementation of ICH-M10 / Faye Vazvaei (MSD)
10:10-11:10:ポスター発表・コアタイム②
一般ポスターはWeb上閲覧・質問記入を可能とする予定です。さらに、現地では発表者との意見交換が可能です。遠隔参加でも電子版ポスターを参照して質問送付することを可能とする予定です。
11:30-12:30:ランチョンセミナー(現地のみ)
演題 / 演者:
- バイオアナリシス向けWatson LIMSおよび近年のDI対応事例について / 松󠄃沼 孝行(サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社)(Thermo提供)
- LCMSに用いる超純水装置の抱える問題と超純水の使用上の注意点・ノウハウ / 黒木 祥文(ヴェオリア・ジェネッツ株式会社エルガ・ラボウォーター事業部)(ELGA提供)
- Reducing Timelines in Biomarker Development / Leonard Cox (Meso Scale Diagnostics, LLC.)(Meso Scale提供)
- Bioanalytical Strategies and Considerations for Antibody Drug Conjugate Development / Lynn Kamen (BioAgilytix)(Bioagilytix提供)
12:50-14:50:ペプチドのLC/MS分析の課題と対策
中分子ペプチドは最近注目されている創薬モダリティの一つです。LC-MS/MSによる分析法開発時の技術的留意点、課題の克服方法、最新技術の紹介を行います。
演題 / 演者(敬称略):
- 生体試料中ペプチド LC-MS/MS 分析法の開発と標準化研究 / 齊藤 公亮(国立医薬品食品衛生研究所)
- LC/MS によるペプチド定量測定時の工夫と分析例の紹介 / 稲垣 知恵 (株式会社エービー・サイエックス)
- ペプチドを対象としたバイオアナリシスにおける課題解決へのアプ
ローチ例の紹介 / 山元 良馬(サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社) - LC/MS の基礎とペプチド分析における留意点 / 中園 純菜(島津製作所)
14:50-15:10:ポスター賞表彰・閉会の挨拶
- ポスター賞表彰
- 閉会の挨拶 / 第16回JBFシンポジウム実行委員長 山田直人(日本たばこ産業株式会社)