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[P-29-7] EVAR術後のtype2 endoleakに対して外科的治療を行った1例
キーワード:EVAR, endoleak
【症例】76歳,女性。【既往】2012年:弓部大動脈全置換術。【現病歴】2012年3月に腹部大動脈瘤,両側内腸骨動脈瘤に対しEVAR(EXCLUDER)および両側内腸骨動脈コイル塞栓術を施行した。中枢側は腎動脈下,末梢側は両側外腸骨動脈に留置した。術中Type1a endoleakを認めた為,Proximal extensionを追加した。術後,外来でのCT検査にて徐々に瘤径の拡大(1年で55mmから59mm)を認め,type2 endoleakが疑われた。血管造影にて,右腰動脈よりのtype2 endoleakを認めたためNBCAにて塞栓術を施行し,endoleakの消失を確認した。しかしその後も瘤径の拡大(半年で59mmから62mm)を認めた為,根治治療として外科的手術を選択した。手術は,腹部正中切開にてアプローチした。中枢側は腎動脈下,末梢側は両側外腸骨動脈で遮断した。瘤を切開し血栓を除去すると,腰動脈1か所から出血を認め縫合止血した。ステントグラフトを瘤壁で被覆し手術を終了した。【結語】EVAR術後のOpen conversionについて考察する。