10:30 AM - 11:10 AM
[PR-7-3] 難治性血管炎・膠原病に対する血管再生治療
Keywords:angiogenesis, collagen disease
日本医科大学循環器内科での,2002年より現在まで取り組んできた難治性血管炎・膠原病による潰瘍病変に対する血管再生治療の治療経験を紹介する。【対象】治療法1.自己骨髄単核球移植血管再生治療(先進医療):Buerger病17例,混合性結合組織病1例,全身性強皮症12例,クリオグロブリン血症1例,大動脈炎症候群1例。治療法2.徐放化塩基性線維芽細胞増殖因子血管再生治療(臨床研究):Buerger病5例,全身性強皮症3例,SLE1例,Churg-Strauss症候群1例。【結果】全42例の平均追跡期間3.4年の経過において,下肢切断は3例(7.1%),生命予後は死亡7例(16.7%)であった。【結語】難治性血管炎・膠原病性潰瘍に対する血管再生治療は他の治療法が無効であっても効果的な症例が多く,有用な治療選択肢と考える。