混和材料Ⅲ

[1032] 低炭素型のコンクリートの配合設計手法および硬化特性の検討

座長(土木)：藤井隆史
座長(建築)：濱幸雄
講演者：舟橋政司¹, 白根勇二¹, 荻野正貴², 中村英佑³ (1.前田建設工業 2.大成建設 3.土木研究所)

キーワード：CO2排出削減, control age, fly ash, ground granulated blast-furnace slag, low carbon, mix design, property of strength, reduction of the CO2 emission, フライアッシュ, 低炭素, 強度特性, 管理材齢, 配合設計, 高炉スラグ微粉末

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高炉スラグ微粉末やフライアッシュなどの混和材を積極的に利用した低炭素型のコンクリートは，用いる混和材の種類や使用量によって通常のコンクリートと強度発現性が大きく異なるが，現時点で配合設計手法が確立されていない。そこで本研究では，低炭素型のコンクリートの配合設計手法と硬化物性について検討を実施した。その結果，結合材水比と圧縮強度は相関性が高い直線関係にあり，従来と同様に両者の関係式から必要強度に応じた水結合材比を決定することができること，各種の硬化物性の関係は通常のコンクリートと同様の傾向を示し，実用上も同様に扱うことができることを確認した。