[1037] Decade-old durability of ultra high strength fiber reinforced concrete applied to the first prestressed concrete bridge in Japan
Keywords:Backscattered electron (BSE) image, Compressive strength, Electron probe microanalyzer (EPMA), Flexural strength, Long-term durability, Ultra high strength fiber reinforced concrete, 反射電子像(BSE像), 圧縮強度, 曲げ強度, 超高強度繊維補強コンクリート, 長期耐久性, 電子線マイクロアナライザ(EPMA)
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プレストレストコンクリート歩道橋「酒田みらい橋(2002年10月竣工)」に日本で初めて適用された超高強度繊維補強コンクリートの供用10年間の耐久性を,橋梁箱桁内に暴露した供試体ならびに実橋ウェブから採取したコア供試体を用いて調査した。その結果,10年間に渡って圧縮強度は徐々に増進し,曲げ強度はほぼ一定であること,実橋ウェブのコア供試体における塩化物イオン浸透深さは供用10年で1mm未満ときわめて小さいこと,材齢10年が経過した超高強度繊維補強コンクリートにおいても体積の約20%を占める形で残存した未水和セメントが長期的な強度増進や塩化物イオンの浸透抑制に寄与していること,を確認した。