コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 短繊維補強コンクリート(材料)/連続繊維補強コンクリート(材料)

短繊維補強コンクリート(材料)Ⅰ

2014年7月11日(金) 09:00 〜 10:45 第9会場 (e-とぴあ・かがわクラスルームA)

[1038] 鋼繊維補強コンクリートの耐腐食性状と力学性能に及ぼす影響

座長(土木):小林朗
座長(建築):金久保利之
講演者:古谷亮, 松本浩嗣, 二羽淳一郎
(東京工業大学)

キーワード:steel fiber reinforced concrete, crack, dry-wet cycle test, corrosion, fracture energy, tension softening curve, 鋼繊維補強コンクリート, ひび割れ, 乾湿繰返し, 腐食, 破壊エネルギー, 引張軟化曲線

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本論文では,ひび割れを有する鋼繊維補強コンクリート(SFRC)の乾湿繰返し試験を実施し,ひび割れ発生後にSFRCが保有する耐腐食性状と力学性能を確認することとした。その結果,内部の鋼繊維は,初期ひび割れ幅が1.0mmに拡大する場合に限り,局所的な腐食が一部で見られた。また,初期ひび割れ幅の拡大および乾湿繰返しサイクル数の増加に伴い,ピーク荷重および破壊エネルギーが低下した。さらに,幅1.0mmの初期ひび割れ導入後,乾湿繰返しを10サイクル実施したケースに限り,引張軟化曲線の初期結合応力は,局所的な腐食の影響により大きくなることが確認された。