コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 高強度コンクリート(材料)/強度・力学的性質

強度・力学的性質Ⅱ

2014年7月11日(金) 11:00 〜 12:30 第6会場 (第1リハーサル室)

[1056] コンクリートの圧縮強度に及ぼす上端面摩擦の影響に関する実験的研究

座長(土木):柳井修司
座長(建築):橋田浩
講演者:松村仁夫, 黒井登起雄
(足利工業大学)

キーワード:High strength concrete, Pressure distribution, Pressure measurement film, Superior-extremity surface friction, Test for compressive strength, 圧力分布, 圧力測定フィルム, 圧縮強度試験, 端面摩擦, 高強度コンクリート

論文PDFを表示
*大会会期中のみ閲覧可能です。
著者らは,2006年から,圧力測定フィルムを用いてコンクリートの加圧部端面の圧力分布測定とその 可能性を圧縮・引張強度試験で検討してきた。本研究は,普通強度から高強度の範囲のコンクリートの圧縮強度試験における供試体上端面(研磨仕上げ)と加圧板との摩擦減有の影響をコンクリートの圧力分布測定の結果から明らかにすることを目的とした。実験結果から,①摩擦を減少した供試体の圧縮強度は,通常試験より小さくなること,②強度の及ぼす摩擦の影響は,高強度コンクリートほど大きくなること,③圧力測定フィルムは,載荷部の新しい情報把握(圧力分布,圧力状態)に有効であることなどの知見が得られた。