コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 高強度コンクリート(材料)/強度・力学的性質

強度・力学的性質Ⅲ

2014年7月11日(金) 13:30 〜 15:15 第6会場 (第1リハーサル室)

[1059] 細孔内水分状態と強連成させた準微細ひび割れモデル

座長(土木):宮澤伸吾
座長(建築):大久保孝昭
講演者:米田大樹1, 石田哲也1, 前川宏一1, Esayas Gebreyouhannes2
(1.東京大学 2.Addis Ababa University)

キーワード:capillary tension, drying shrinkage, micro crack, tensile strength, ひび割れ, マイクロクラック, 乾燥収縮, 引張強度, 微細き裂, 毛細管張力

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
本研究では,コンクリートの乾燥収縮ひび割れの予測精度向上を目的として,既存のマルチスケール統合解析システムの課題を整理し,細孔内の水分状態を考慮した準微細ひび割れモデルを提案した。収縮駆動力と時間依存構成則に対応するコンクリートの局所的な引張強度について,骨材とセメント硬化体から構成されるコンクリート骨格部の強度と収縮駆動力によるプレストレス効果の和として表現した。また,湿度勾配に伴う応力緩和の影響と,ひび割れ発生に伴う水分流束変化を同時に考慮し,乾燥条件下における部材としての引張強度について解析の精度を確認した。