コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 収縮・クリープ

収縮・クリープⅠ

2014年7月9日(水) 10:00 〜 12:00 第6会場 (第1リハーサル室)

[1065] 保湿・保温養生マットを用いた覆工コンクリートの養生効果の研究

座長(土木):小澤満津雄
座長(建築):今本啓一
講演者:東邦和, 石井敏之, 三澤孝史, 齊藤賢治
(奥村組)

キーワード:curing equipment, drying shrinkage, moisture taransfer analysis, thermal stress analysis, tunnel lining concrete, 覆工コンクリート, 養生台車, 乾燥収縮, 湿気移動, 温度応力解析

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
山岳トンネルの覆工では,養生条件の整備による品質向上対策が要求されている。保湿・保温機能を持つ養生台車を新たに開発し,養生効果を評価した。現場適用時に,覆工コンクリートの温度,湿度,ひずみ及び坑内の温度,湿度の計測を行った。保湿機能により,コンクリート表面の相対湿度を85%以上に保ち,保温機能により,コンクリート表面温度を坑内温度より3℃以上高く保持できた。保湿・保温の効果により,内部の収縮ひずみが低減し,ひび割れが抑制され,コンクリートの表面品質を向上させることができた。湿気移動を考慮した温度応力解析を適用し、計測結果と比較することにより,養生効果を評価した。