収縮・クリープⅠ

[1067] 初期高温履歴を与えたコンクリートの収縮特性に及ぼす結合材種類と養生条件の影響

座長(土木)：小澤満津雄
座長(建築)：今本啓一
講演者：柏尾和麻¹, 佐々木謙二¹, 片山強², 原田哲夫¹ (1.長崎大学 2.ヤマウ)

キーワード：blast furnace slag, fly ash, insulated curing, shrinkage, static modulus of elasticity, steam curing, フライアッシュ, 保温養生, 収縮, 蒸気養生, 静弾性係数, 高炉スラグ微粉末

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本論文では，PCa製品の高品質化，高炉スラグ微粉末やフライアッシュなどの副産資源の有効利用が広がりつつある現状を踏まえ，PCa製品を想定した初期高温履歴を与えたコンクリートの収縮特性に及ぼす結合材種類と養生条件の組合せの影響について実験的に検討した。その結果，温度収縮ひずみ，乾燥収縮ひずみ，自己収縮ひずみ，全収縮ひずみに及ぼす結合材種類と養生条件の影響を明らかにし，収縮ひずみの特に大きな結合材種類と養生条件の組合せがあることを示した。また，全収縮ひずみと静弾性係数増加率には相関関係が見られ，全収縮ひずみが大きくなると静弾性係数増加率は小さくなることを明らかにした。