[1089] Study on the surface color of concrete with woody texture
Keywords:cement type, fine aggregate type, japanese cedar, surface color, tannic acid, スギ, セメント種類, タンニン酸, 細骨材種類, 表面色
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木製の型枠を使用した場合にコンクリートの表面色が木調色(b*=黄色成分が大きい)となる現象に着目し,この現象の原因,制御方法について実験的検討を実施した。その結果,b*の大きい表面色を得るには,結合材として中庸熱ポルトランドセメントを避け,細骨材として石灰砕砂を使用したほうがよいこと。また,木製型枠からコンクリート表面に有機物が含浸することによってb*が大幅に増大すること。有機物の候補の一つにタンニン酸が挙げられ,4~7%のタンニン酸水溶液をコンクリート表面に塗布することによって,木製型枠を使用した場合のコンクリート表面色を再現することが可能であることが明らかになった。