コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 物性一般/軽量コンクリート(材料)

物性一般Ⅰ

2014年7月10日(木) 09:00 〜 10:30 第6会場 (第1リハーサル室)

[1089] 木調外観を有するコンクリートの表面色に関する研究

座長(土木):岡崎慎一郎
座長(建築):胡桃澤清文
講演者:寺本篤史, 依田侑也, 黒田泰弘
(清水建設)

キーワード:cement type, fine aggregate type, japanese cedar, surface color, tannic acid, スギ, セメント種類, タンニン酸, 細骨材種類, 表面色

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
木製の型枠を使用した場合にコンクリートの表面色が木調色(b*=黄色成分が大きい)となる現象に着目し,この現象の原因,制御方法について実験的検討を実施した。その結果,b*の大きい表面色を得るには,結合材として中庸熱ポルトランドセメントを避け,細骨材として石灰砕砂を使用したほうがよいこと。また,木製型枠からコンクリート表面に有機物が含浸することによってb*が大幅に増大すること。有機物の候補の一つにタンニン酸が挙げられ,4~7%のタンニン酸水溶液をコンクリート表面に塗布することによって,木製型枠を使用した場合のコンクリート表面色を再現することが可能であることが明らかになった。