コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 物性一般/軽量コンクリート(材料)

物性一般Ⅰ

2014年7月10日(木) 09:00 〜 10:30 第6会場 (第1リハーサル室)

[1091] 粗骨材の容積比を変えたコンクリートの長さ変化試験における水分の挙動と長さ変化率に関する一考察

座長(土木):岡崎慎一郎
座長(建築):胡桃澤清文
講演者:安居裕之1, 中田善久1, 斉藤丈士1, 大塚秀三2
(1.日本大学 2.ものつくり大学)

キーワード:Dry Shrinkage Test, Drying Shrinkage of Concrete, Fixed Water, Free Water, Lost Water, Water of Concrete, 固定水量, 総水量, 自由水量, 逸散水量, 長さ変化率, 長さ変化試験

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粗骨材の容積比が長さ変化率に及ぼす影響を明らかにするために,粗骨材の容積比を変化させたコンクリートの長さ変化率試験における供試体中の水分の変化を調べ,粗骨材の容積比の違いが水分の挙動に及ぼす影響を検討した。また,水分の挙動が長さ変化率に及ぼす影響を検討した。その結果,粗骨材の容積比が大きいほど供試体からの水分の逸散は抑制され供試体中の自由水量は多くなること,質量減少率および逸散水率と長さ変化率には密接な関係があることがわかった。なお,粗骨材に石灰岩を用いた供試体では,逸散水量が抑制され固定水量が増大することから水とセメントの結合とは異なる水の固定があることを見出した。