コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 物性一般/軽量コンクリート(材料)

物性一般Ⅲ/軽量コンクリート(材料)

2014年7月10日(木) 13:15 〜 15:15 第6会場 (第1リハーサル室)

[1102] 透湿度を利用した仕上材による水分蒸発抑制効果の解析的検討

座長(土木):岡本享久
座長(建築):閑田徹志
講演者:中村成春
(大阪工業大学)

キーワード:concrete, Diffusion equation, finishing material, moisture diffusion coefficient, moisture permeability, moisture transmission rate, コンクリート, 仕上材, 拡散方程式, 水分伝達率, 水分拡散係数, 透湿度

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本研究は,仕上材を対象としたカップ法などの透湿度試験から得られる,その試験環境条件と透湿度を,コンクリートの乾燥過程の水分移動解析モデルに対応させて,仕上材を施工することによる水分蒸発抑制効果を予測する解析手法を検討したものである。その結果,水分移動モデルにおける前養生の違いによる質量変化率の算定方法を具体的に示した。また,仕上材の透湿度試験による試験環境条件と透湿度を利用して水分溶解拡散係数を定義し,換算係数を介して,水分移動モデルの水分拡散係数に適用する手法を具体的に示した。さらに,換算係数が0.0002で,仕上材による水分蒸発抑制効果を予測することができた。