コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅴ/耐久性一般Ⅰ

2014年7月10日(木) 10:45 〜 12:15 第3会場 (第2小ホール)

[1107] 長期海洋曝露試験による自己充てん型高強度高耐久コンクリートの塩分浸透抵抗性に関する考察

座長(土木):勝木太
座長(建築):松村光太郎
講演者:佐藤文則1, 新大軌2, 坂井悦郎2
(1.前田建設工業 2.東京工業大学)

キーワード:chloride ion penetration resistance, long-term marine exposure, pore structure, self compacting high-strength high-durability concrete, 塩分浸透抵抗性, 細孔構造, 自己充てん型高強度高耐久コンクリート, 長期海洋曝露

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自己充てん型高強度高耐久コンクリート(以下S.Q.C と称す)は,粉体系高流動コンクリートの範疇にあり,材齢56 日の設計基準強度で60N/mm2 以上の高強度コンクリートである。著者らは,S.Q.C の塩分浸透抵抗性を把握するため,鹿島灘の海浜で長期海洋曝露試験を15 年に渡り実施してきた。曝露後9 年の分析結果により,S.Q.C が優れた塩分浸透抵抗性を有していることを確認している。今回,曝露期間15 年を向かえ,曝露後9 年の試験結果と比較することで,S.Q.C の塩分浸透性状や細孔構造の経年的な変化に着目し検討を行ったので,ここに報告する。