コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

非破壊検査・診断Ⅴ/耐久性一般Ⅰ

2014年7月10日(木) 10:45 〜 12:15 第3会場 (第2小ホール)

[1109] 暑中コンクリートの初期養生がコンクリートの耐久性能と物質移動抵抗性に及ぼす影響

座長(土木):勝木太
座長(建築):松村光太郎
講演者:渡邉晋也1, 鈴木康宏2, 立神久雄3, 今西謙二4
(1.日本建設機械施工協会 施工技術総合研究所 2.三井造船鉄構エンジニアリング 3.ドーピー建設工業 4.東洋紡)

キーワード:curing in early age, curing mat, durability, dynamic property, mass transport property, 初期養生, 力学的性質, 物質移動抵抗性, 耐久性能, 養生マット

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
暑中コンクリートの初期養生がコンクリートの諸性質に与える影響を検討するために,3種類の異なる性質の養生マットと養生無しの計4試験体を作製し,コンクリートの力学的性質,耐久性能および物質移動抵抗性について評価を行った。その結果,初期の養生が不十分な場合,強度の発現が小さくなり,耐久性能や物質移動抵抗性などの性能が十分に発揮されなかった。一方で,十分な養生をしたコンクリートでは,強度発現は標準養生の90%となり,その他の性質も良い値を示した。このことから,初期養生がコンクリートの性能を左右することが判明し,より丁寧な養生を実施する必要があることがわかった。