コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

耐久性一般Ⅲ

2014年7月11日(金) 09:00 〜 10:45 第3会場 (第2小ホール)

[1118] 10万Bq/kg超の放射性Csに汚染した焼却飛灰の最終処分場建設の基本的考え方

座長(土木):片平博
座長(建築):野口貴文
講演者:山田一夫, 大迫政浩
(国立環境研究所)

キーワード:contaminated wastes, Cs, durability, final disposal, multiple-protection, sever accident, soluble salts, 可溶性塩類, 多重防護, 最終処分, 汚染飛灰, 耐久性, 過酷事故

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福島第一原子力発電所事故由来の放射性Csにより汚染された可燃性廃棄物の焼却飛灰には,3割程度の塩類(CaCl2, NaCl, KCl)に加え,放射性Csも安定性Csと共に多くが可溶性塩として含まれる。特に10万Bq/kg超に汚染した焼却飛灰の最終処分場を鉄筋コンクリートで建設する際に必要な,処分対象物の特性を考慮した多重防御の基本的考え方をまとめる。建設候補地選定や構造設計時においてもコンクリートの耐久性を考慮すべきで,過酷事故時を含めたマネジメント,耐用年数,地震時の要求性能,ひび割れ(温度応力と乾燥),飽和塩水によるASRと塩害と塩類劣化の促進を考慮する最新技術による総合的対策を行う。