Durability Ⅲ

[1120] Enhancement of analytical method for long term change of moisture content in concrete structures under natural environment

Kento ONAYA¹, Takumi SIMOMURA¹, Thynn Thynn HTUT² (1.長岡技術科学大学 2.元長岡技術科学大学)

Keywords:condensation, environment action, thermal conductivity, water content, water transport, 含水状態, 水分移動, 熱伝導, 環境作用, 結露

論文PDFを表示
*大会会期中のみ閲覧可能です。

屋外一般環境下におかれたコンクリート構造物中の含水状態の経時変化を数値解析で再現することを目的とし，水分移動モデルの高精度化と，構造物への環境作用の考慮の方法について検討を行った。屋外ではコンクリートの表面温度と外気温度は異なり，表面温度に対応したコンクリート表面近傍の相対湿度がコンクリートの乾湿挙動に影響を及ぼしていることを明らかにした。表面近傍の相対湿度を境界条件として用いることで，水分移動解析の精度を向上できることを確認した。コンクリートの表面温度は外気との熱伝達，コンクリート内部の熱伝導，日射による熱放射を考慮することで精度よく推定できることを確認した。