JCI Annual Convention in TAKAMATSU

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Material & Construction » Nondestructive test & Assessment / Durability

Durability Ⅲ

Fri. Jul 11, 2014 9:00 AM - 10:45 AM 第3会場 (第2小ホール)

[1121] The examination by sampling concrete pieces of which the first great chimney of Saganoseki had been dismantled

Hiroyuki TAKEUCHI1, Takayuki ARAKANE2, Takeshi NISHI2, Naotoshi UCHIDA1 (1.五洋建設 2.パンパシフィック・カッパー)

Keywords:1916年竣工, chimney, conpletion in 1916, corrosion of steel bar, quantity of chloride, reinforced concrete structure, 塩化物量, 煙突, 鉄筋コンクリート造, 鉄筋腐食

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竣工時(1916年)高さ167.63mと世界一を誇った「佐賀関第一大煙突」解体工事にあたり,100年近く経過した鉄筋コンクリート構造物が,厳しい環境下に長期間置かれた結果,どの程度の劣化状態にあるか,また,コンクリート,鉄筋がどのような状態にあるのか,それは現在の鉄筋コンクリート構造物と比較してどのように違っているのか,などを調査する目的で,解体片からのサンプリングによるコンクリートおよび鉄筋に関する各種の関連試験を行った。その結果,コンクリートの圧縮強度はばらつきがあるものの,概ね30N/mm2前後であり,鉄筋の腐食もそれほど見られず,強度性状も現在の鉄筋に近い状態であった。