[1123] 強さクラス32.5セメントを使用したコンクリート壁供試体の屋外暴露10年の評価結果
キーワード:Durability of conxrete, Ground granulated blast-furnace slag, Limestone powder, Neutralization, Outdoor exposure, Pore size distribution, Water permeability, 中性化, 屋外暴露, 石灰石粉, 空隙径分布, 耐久性, 透水性, 高炉スラグ微粉末
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日本の普通セメントは,EN規格(197-1)の強さ52.5クラスのセメントに相当する高強度型である。施工や耐久性の面からは適度に富配合のコンクリートとなる低強度のセメントが良いとされる。そこで欧州で普及している強さ32.5クラスの混合セメント2種を試製し,それらを用いて生コンクリートを製造し評価を行った。更に10年間屋外暴露した壁供試体よりコアを採取し,強度,中性化,透水試験を実施し,セメントの反応率や空隙構造を比較した。その結果,強さの低い32.5クラスの混合セメントを用いたコンクリートは強さの高い普通セメントや高炉B種セメントを用いた場合とコンクリートとして遜色ないことを確認した。