コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

耐久性一般Ⅲ

2014年7月11日(金) 09:00 〜 10:45 第3会場 (第2小ホール)

[1123] 強さクラス32.5セメントを使用したコンクリート壁供試体の屋外暴露10年の評価結果

座長(土木):片平博
座長(建築):野口貴文
講演者:小早川真1, 鬼丸宣貴2, 森下重和2
(1.太平洋セメント 2.太平洋コンサルタント)

キーワード:Durability of conxrete, Ground granulated blast-furnace slag, Limestone powder, Neutralization, Outdoor exposure, Pore size distribution, Water permeability, 中性化, 屋外暴露, 石灰石粉, 空隙径分布, 耐久性, 透水性, 高炉スラグ微粉末

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
日本の普通セメントは,EN規格(197-1)の強さ52.5クラスのセメントに相当する高強度型である。施工や耐久性の面からは適度に富配合のコンクリートとなる低強度のセメントが良いとされる。そこで欧州で普及している強さ32.5クラスの混合セメント2種を試製し,それらを用いて生コンクリートを製造し評価を行った。更に10年間屋外暴露した壁供試体よりコアを採取し,強度,中性化,透水試験を実施し,セメントの反応率や空隙構造を比較した。その結果,強さの低い32.5クラスの混合セメントを用いたコンクリートは強さの高い普通セメントや高炉B種セメントを用いた場合とコンクリートとして遜色ないことを確認した。