コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

耐久性一般Ⅳ

2014年7月11日(金) 11:00 〜 12:30 第3会場 (第2小ホール)

[1127] 塩化カルシウム水溶液によるセメントペースト硬化体の劣化とそのメカニズムに関する実験的研究

座長(土木):片平博
座長(建築):野口貴文
講演者:内田寿久1, 畑中重光1, 三島直生1, 前川明弘2
(1.三重大学 2.三重県工業研究所)

キーワード:Calcium Chloride, Cement Paste, Deicing Salt, Deterioration, Mechanism, Porous Concrete, セメントペースト, ボーラスコンクリート, メカニズム, 凍結防止剤, 劣化, 塩化カルシウム

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
本研究は,凍結防止剤の散布によるポーラスコンクリートの化学的劣化抵抗性を明確にすることを目的とする。本報では,凍結防止剤の一種である塩化カルシウムによるセメントペースト硬化体の劣化要因および劣化パターンについて検討した。その結果,打込みから脱型までの24時間の外気暴露,および標準養生期間の長期化がセメントペースト硬化体の劣化抵抗性の向上に寄与することが明らかとなった。また,ポーラスコンクリートを模した試験体によって,セメントペースト硬化体の劣化メカニズムの究明を試みたところ,表面劣化,層状劣化,および界面劣化の3種類の劣化パターンが確認された。