コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

耐久性一般Ⅳ

2014年7月11日(金) 11:00 〜 12:30 第3会場 (第2小ホール)

[1129] 異なるけい酸塩系表面含浸材の微細ひび割れに対する補修効果の比較

座長(土木):片平博
座長(建築):野口貴文
講演者:室谷卓実, 小出至也, 五十嵐心一
(金沢大学)

キーワード:capillary pore, crack repair, electrical conductivity, reactive sealer, silicate-based surface penetrants, solidifying sealer, けい酸塩系表面含浸材, ひび割れ修復, 反応型, 固化型, 毛細管空隙, 電気伝導率

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
ひび割れを導入したコンクリート供試体に対して種類の異なるけい酸塩系表面含浸材を塗布し,修復効果が電気伝導特性に与える影響を明らかにした。また,マイクロスコープによるひび割れ部の観察によりひび割れ閉塞の可能性について検討を行った。その結果,固化型けい酸塩系表面含浸材ではひび割れの閉塞が可能であり,塗布後初期に電気伝導率が低下する傾向が確認された。一方,反応型けい酸塩系表面含浸材ではひび割れの閉塞は確認されなかったものの,塗布後14日程度で固化型けい酸塩系表面含浸材と同等な電気伝導率を示した。