コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 非破壊検査・診断/耐久性一般

耐久性一般Ⅴ

2014年7月11日(金) 13:30 〜 15:30 第3会場 (第2小ホール)

[1134] 高炉スラグ高含有セメントを用いたコンクリートの促進中性化試験結果に関する一考察

座長(土木):阿波稔
座長(建築):松田拓
講演者:坂田昇1, 林大介1, 橋本学1, 米澤敏男2
(1.鹿島建設 2.竹中工務店)

キーワード:blast furnace slag, Carbonation rate coefficient, Cement which contains a large amount of blast furnace slag, Unit water quantity, 中性化速度係数, 単位水量, 高炉スラグ微粉末, 高炉スラグ高含有セメント

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高炉スラグ高含有セメント(BC)を土木および建築構造物に適用することを想定し,水セメント比40%~60%,単位水量135 kg/m3~200 kg/m3の範囲の促進中性化試験データを収集した結果,単位水量と中性化速度係数に相関があることが確認された。この理由として,BCを用いるとブリーディングが増加するために供試体表面の水セメント比が高くなるという機構を推察した。また,既往の研究にも同様の傾向が示唆される試験結果が示されていることを確認した。以上のことより,特にBCを用いる場合には,ブリーディングを抑制できる配(調)合を選定し,中性化に対する抵抗性を高めることが必要であることを考察した。