コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 塩害

塩害Ⅰ

2014年7月9日(水) 10:00 〜 12:00 第2会場 (第1小ホール)

[1139] コンクリート橋上部工に付着する飛来塩分に関する数値解析的検討

座長(土木):加藤絵万
座長(建築):山田一夫
講演者:富山潤
(琉球大学)

キーワード:adhesion salts, concrete structures, gauze swab method, random walk method, ガーゼ拭き取り法, コンクリート構造物, ランダムウォーク法, 付着塩分

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飛来塩分によるコンクリート構造物の塩害劣化は,同一構造物においても気象条件,周辺環境,さらに構造物の形状・寸法などにより,部材,部位ごとに劣化の程度が異なることが知られている.この理由として,海から発生し,輸送される飛来塩分の構造物への付着量が部材・部位ごとに異なることによるものと考えられる.そこで本研究では,コンクリート橋上部工(主桁)を対象に,数値解析的検討を行った。解析の妥当性を評価するために,実橋梁のガーゼ拭き取り法により付着塩分量調査を実施し,両結果を比較検討した。その結果,両結果は定性的によく一致することが確認でき,本手法の妥当性が示された。