コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 塩害

塩害Ⅱ

2014年7月9日(水) 13:00 〜 15:00 第2会場 (第1小ホール)

[1147] ひび割れを有するSHCCの塩分侵入抵抗性と鉄筋防食性能

座長(土木):久田真
座長(建築):山田義智
講演者:小島雄太, DUNG LE ANH, 六郷恵哲, 小林孝一
(岐阜大学)

キーワード:SHCC, 塩分侵入抵抗性, 塩化物イオン, 鉄筋腐食

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靱性の確保と施工性の向上を目指して,繊維混入率,W/Cなどが異なる配合SHCC供試体を作製し,供試体内部へのひび割れを通じた塩分浸透,鉄筋防食性を調査した。塩分侵入抵抗性に関する実験では,SHCCにも塩化物イオンが浸透しているという結果を得た。またSHCCの場合には,発生したひび割れの幅が限定されているため,一般のコンクリートと異なり,最大ひび割れ幅よりも合計ひび割れ幅と塩化物イオン量との関係性が高い結果となった。鉄筋防食性能に関する実験では,水セメント比が大きな配合では腐食率が高い結果となり,SHCCは普通コンクリートより明らかに鉄筋防食性能が高い結果となった。