コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 塩害

塩害Ⅲ

2014年7月9日(水) 15:15 〜 17:15 第2会場 (第1小ホール)

[1158] 実海洋環境下で長期暴露を行ったシラスコンクリートの防食性能

座長(土木):佐伯竜彦
座長(建築):阿部道彦
講演者:大園理貴, 武若耕司, 山口明伸, 前薗祐也
(鹿児島大学)

キーワード:ac impedance, concrete using shirasu, corrosion of rebar, electric potential, long-term exposure, salt damage, シラスコンクリート, 分極抵抗, 塩害, 自然電位, 鉄筋腐食, 長期暴露

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コンクリート用細骨材の資源不足問題への対応として,細骨材にシラスを使用したコンクリート,いわゆるシラスコンクリートの研究が行われている。著者らは,このシラスコンクリートを用い,実構造物を模擬した大型RC 供試体を作製し,実海洋環境下での長期暴露実験を行っている。本論文では,暴露開始から7.5年経過した供試体を微破壊及び非破壊的に調査し,塩分浸透状況や鉄筋自然電位,分極抵抗の測定結果から内部鋼材の腐食状況を推定した。その結果,シラスコンクリートは細骨材に普通砂を使用したコンクリートに比べて,塩分浸透の抵抗性に優れ,腐食の進行を抑制できることが明らかとなった。