コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 複合劣化/凍害

凍害Ⅱ

2014年7月11日(金) 13:30 〜 15:30 第2会場 (第1小ホール)

[1166] コンクリートの塩化物イオン浸透性に及ぼす凍結融解条件の影響

座長(土木):添田政司
座長(建築):長谷川拓哉
講演者:迫井裕樹, 阿波稔, 月永洋一
(八戸工業大学)

キーワード:chloride ion penetration, freezing and thawing, freezing temperature, scaling, temperature gradient, スケーリング, 凍結融解, 塩化物イオン浸透性, 最低温度, 温度勾配

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寒冷地におけるコンクリートは凍害と塩害の複合劣化を受けやすい環境にある。塩化物イオン浸透性において,凍結融解条件の影響および表層劣化(スケーリング)が及ぼす影響については不明な点が多いのが現状である。本研究では,凍結融解環境条件がコンクリート中への塩化物イオン浸透性に及ぼす影響を検討することを目的に,最低温度,凍結時温度勾配,試験溶液濃度の影響について実験的検討を行った。本研究の結果,凍結融解環境下では塩化物イオン浸透性が促進することが明らかとなった。また,スケーリングが塩化物イオン浸透性に及ぼす影響は,温度条件により異なることが明らかとなった。