コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 複合劣化/凍害

凍害Ⅱ

2014年7月11日(金) 13:30 〜 15:30 第2会場 (第1小ホール)

[1167] 異なる超吸水性ポリマーを用いたコンクリートのスケーリング抵抗性の比較

座長(土木):添田政司
座長(建築):長谷川拓哉
講演者:草山翔平, 五十嵐心一
(金沢大学)

キーワード:bleeding, scaling, Superabsorbent polymers, スケーリング, ブリーディング, 超吸水性ポリマー

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
製造方法および吸水能の異なる複数の超吸水性ポリマー(SAP)を混入したコンクリートのスケーリング試験を行い,SAPの諸物性がコンクリートのスケーリング抵抗性に与える影響について評価した。その結果,SAPの混入はコンクリートのスケーリング抵抗性を改善し,残存界面活性剤が付着しているSAPを用いた場合は,これによる連行空気によってスケーリング抵抗性をさらに大きく改善させることが示された。また,小さな粒径のSAPを用いることにより,セメントペーストマトリックス中の液相の粘性を大きくしブリーディングが抑制され,結果としてスケーリング量が低減されることが示唆された。