コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 腐食・防食

腐食・防食Ⅱ

2014年7月10日(木) 10:45 〜 12:15 第2会場 (第1小ホール)

[1193] 酸素濃淡電池によるコンクリート中鋼材の腐食特性と電気防食効果に関する研究

座長(土木):河野広隆
座長(建築):兼松学
講演者:大谷俊介, 小林浩之, 篠田吉央, 望月紀保
(ナカボーテック)

キーワード:Cathodic protection, Macrocell current, Oxygen concentration cell, Polarization characteristic of the steel, Steel Potential, マクロセル電流, 酸素濃淡電池腐食, 鋼材の分極特性, 鋼材電位, 電気防食

論文PDFを表示
*大会会期中のみ閲覧可能です。
RC構造物の一部が水中に没する場合の鋼材の腐食特性と電気防食効果を検討した。試験では,上下に分割した鋼材を埋設したモルタル試験体を作製し,試験体の下半分を海水に浸漬することによる自然腐食特性,酸素濃淡電池による腐食特性,電気防食による防食効果を鋼材電位や分極特性から評価した。その結果,海水中に位置する鋼材は,自然腐食速度は小さいものの酸素濃淡電池のマクロアノードとなるため,無視できない腐食速度となる。本マクロセル腐食は,電気防食により小さな防食電流で抑制できた。