コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 腐食・防食

腐食・防食Ⅱ

2014年7月10日(木) 10:45 〜 12:15 第2会場 (第1小ホール)

[1196] 海水・海砂を用いた自己充填型コンクリート中の鋼材の腐食特性に関する検討

座長(土木):河野広隆
座長(建築):兼松学
講演者:田中亮一1, 山路徹2, 審良善和3, 清宮理4
(1.東亜建設工業 2.港湾空港技術研究所 3.東洋建設 4.早稲田大学)

キーワード:corrosion resistant property, sea sand, sea water, self-compacting concrete, stainless steel bar, ステンレス鉄筋, 孔食電位, 海水, 海砂, 耐食性, 自己充填型コンクリート

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
筆者らは,国内外の緊急復旧工事などに役立てるため,海水・海砂を用いた自己充填型コンクリートの研究開発を進めている。本研究は,このコンクリートのRC構造物への適用を検討する目的で,実際の海洋環境下における暴露試験を1.5年間実施し,コンクリート中の鋼材(ステンレス鉄筋および普通鉄筋)の腐食特性について検討を行った。また,鋼材自体の耐食性を把握するため,強アルカリ水溶液中における鋼材の孔食電位測定を行った。その結果,現状鋼材腐食は起こっていないが,普通鉄筋は将来的に腐食する可能性が高く,ステンレス鉄筋(SUS410)は耐食性に優れていることが確認された。