コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 腐食・防食

腐食・防食Ⅲ

2014年7月10日(木) 13:15 〜 15:00 第2会場 (第1小ホール)

[1201] 塩化物イオン高含有コンクリート中のSUS鉄筋との接触が普通鉄筋の腐食に与える影響

座長(土木):山口明伸
座長(建築):鈴木澄江
講演者:安藤智史, 河野広隆, 服部篤史, 石川敏之
(京都大学)

キーワード:ステンレス鉄筋, 塩化物イオン高含有, 異種金属接触腐食, 腐食促進試験

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ステンレス鉄筋は優れた耐食性を示す一方で,普通鉄筋との接触により異種金属接触腐食を起こす恐れがある。本研究では,塩化物イオンを多量に含有するコンクリート中で普通鉄筋がステンレス鉄筋と接触している場合に,異種金属接触が腐食を加速させることがあるかどうかを検討することを目的とし,塩化物イオン濃度,ステンレス鉄筋の種類,腐食促進法を実験要因として異種金属接触実験を行った。その結果,コンクリート中の塩化物イオン濃度が9kg/m³以下の条件では,普通鉄筋とステンレス鉄筋の接触が普通鉄筋の腐食を加速させることはなかった。