コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 耐火性

耐火性Ⅰ

2014年7月10日(木) 09:00 〜 10:30 第5会場 (61会議室)

[1213] 高温加熱の影響を受けたコンクリートの破壊特性に及ぼす加熱時間の影響

座長(土木):丸屋剛
座長(建築):野中英
講演者:松沢晃一, 橘高義典
(首都大学東京)

キーワード:concrete, fracture properties, heating time, high temperature heating, コンクリート, 加熱時間, 破壊特性, 高温加熱

論文PDFを表示
*大会会期中のみ閲覧可能です。
:本研究では,100℃から800℃の高温環境下に1時間から168時間曝されたコンクリートについて破壊靭性試験を行い,コンクリートの破壊特性に及ぼす加熱時間の影響について検討を行なった。その結果,初期結合応力と加熱時の最高温度保持時間の関係は,最高温度保持時間24時間までは加熱温度により異なるが,それ以降ではほぼ一定となることが示された。また,破壊エネルギーと最高温度保持時間の関係は,加熱温度400℃以下では最高温度保持時間1時間と比較して12時間で増加し,24時間で低下した後,再び増加すること,加熱温度500℃以上では,最高温度保持時間とともに低下することが明らかとなった。