コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 耐火性

耐火性Ⅱ

2014年7月10日(木) 10:45 〜 12:15 第5会場 (61会議室)

[1221] 火害を受けたコンクリートの劣化診断手法の検討

座長(土木):丸屋剛
座長(建築):野中英
講演者:春畑仁一1, 阪口明弘1, 山根政夫2, 皿井剛典3
(1.日本建築総合試験所 2.構造総研 3.川崎地質)

キーワード:Fire-Damaged, Non-destructive, minimum destructive testin, rebound nammber, scratch, 反発度, 引っかき傷幅, 火害, 非破壊・微破壊試験

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火害を受けたコンクリートの劣化を的確に判断することは、合理的な補修・補強方法を検討する上で重要である。本研究では、火害を受けたコンクリートの劣化診断の手法を提案することを目的として、加熱後のコンクリートを対象に、火害調査に適用可能な非破壊・微破壊試験を実施した。本稿では、反発度法、引っかき傷法、またその比較として、圧縮強度および静弾性係数の結果を得た。その結果、反発度法と引っかき傷法を用いることにより、水セメント比および放水の有無に関らずコンクリート表面の受熱温度が500℃以上のコンクリート表面の劣化を把握できることがわかった。