[1230] Influence of fineness modulus in fine aggregate on workability of fresh concrete by tamping method
Keywords:ワーカビリティー, 材料分離抵抗性, 流動性, 粗粒率
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本研究では,同一スランプが得られる,単位セメント量や細骨材の粗粒率が異なる配合のコンクリートにタンピング試験を行い,ワーカビリティーに対するセメントや細骨材微粒分の影響を検討・評価した。その結果,同一スランプを示すコンクリートでも,粗粒率の相異によってワーカビリティーは異なることを明らかにした。さらに,単位セメント量の減少による流動性の低下を,粗粒率を小さくし,0.3mm以下の砂粒子を増加させることで補うことができることを明らかにした。これより,土木学会の指針で提示している単位セメント量と打込みスランプの照査図だけでなく,使用する細骨材の微粒分量も考慮することが適当であると判断され,実施工においては,セメント粉体量やその他の微粒分量を把握し,配合を選定する必要があることを示した。