コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » フレッシュコンクリート/高流動コンクリート

フレッシュコンクリートⅡ/高流動コンクリート

2014年7月10日(木) 10:45 〜 12:15 第7会場 (第3リハーサル室)

[1230] タンピング試験を用いたコンクリートのワーカビリティーに及ぼす細骨材粗粒率の影響評価

座長(土木):吉野公
座長(建築):大塚秀三
講演者:榊原誠樹, 宇治公隆, 上野敦, 大野健太郎
(首都大学東京)

キーワード:ワーカビリティー, 材料分離抵抗性, 流動性, 粗粒率

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本研究では,同一スランプが得られる,単位セメント量や細骨材の粗粒率が異なる配合のコンクリートにタンピング試験を行い,ワーカビリティーに対するセメントや細骨材微粒分の影響を検討・評価した。その結果,同一スランプを示すコンクリートでも,粗粒率の相異によってワーカビリティーは異なることを明らかにした。さらに,単位セメント量の減少による流動性の低下を,粗粒率を小さくし,0.3mm以下の砂粒子を増加させることで補うことができることを明らかにした。これより,土木学会の指針で提示している単位セメント量と打込みスランプの照査図だけでなく,使用する細骨材の微粒分量も考慮することが適当であると判断され,実施工においては,セメント粉体量やその他の微粒分量を把握し,配合を選定する必要があることを示した。