コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » フレッシュコンクリート/高流動コンクリート

フレッシュコンクリートⅡ/高流動コンクリート

2014年7月10日(木) 10:45 〜 12:15 第7会場 (第3リハーサル室)

[1233] 護岸に適用する中流動コンクリートの基礎性状とすりへり抵抗性

座長(土木):吉野公
座長(建築):大塚秀三
講演者:鶴田浩章1, 村上真1, 上田尚史1, 安藤圭2
(1.関西大学 2.神戸製鋼所)

キーワード:ASTM C 1138, drying shrinkage, resistance to abration, semi-self compacting concrete, unifying SP and viscosity agent, 中流動コンクリート, 乾燥収縮, 増粘剤一液型高性能AE減水剤, 耐摩耗性

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近年,越波被害対策としてフレア型護岸の設置が進められているが,現在使用している普通コンクリートでの施工では充填させにくく,ワーカビリティの改善が課題となっている。そこで本研究では,フレア型護岸の品質を向上させるために中流動コンクリートの適用を検討した。中流動コンクリートと普通コンクリートのフレッシュ性状,強度,乾燥収縮,すりへりに対する抵抗性の比較を行った結果,中流動コンクリートは普通コンクリートよりも充填性が高く,乾燥収縮ひずみ量は同等で,すりへり抵抗性も同等あるいはやや優れていることが明確となり,フレア型護岸への適用が期待できることが明らかとなった。