コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » マスコンクリート/舗装・ダム

マスコンクリート/舗装・ダム

2014年7月11日(金) 13:30 〜 15:30 第9会場 (e-とぴあ・かがわクラスルームA)

[1242] 実構造物の計測結果に基づく温度応力解析の精度向上方法

座長(土木):鈴木康範
座長(建築):黒岩秀介
講演者:関健吾, 横関康祐, 坂田昇, 芦澤良一
(鹿島建設)

キーワード:temperature stress analysis, thermal crack, thermal expansion coefficient, 温度ひび割れ, 温度応力解析, 熱膨張係数

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
温度ひび割れに対する照査方法として,2012年制定 コンクリート標準示方書【施工編:施工標準】では,施工前に照査条件を確認し,設計時の照査条件が実際の施工条件と異なる場合には再度照査を行うこととしている。温度ひび割れをより確実に抑制するには,施工中にも,照査に用いた解析条件が適切であったかを評価し,より精度の高い事前解析を行うことが望ましい。そこで,建設中の実構造物を対象として計測結果や試験結果を反映させた温度応力解析を実施し,その精度について評価した。その結果,実構造物の熱膨張係数や強度特性を解析条件に反映することで,事前解析精度は著しく向上することが明らかとなった。